PS5でローカルLLM(生成AI)が動いた?どこまで本当か、いま買ったPS5でできるのかを解説
「PS5で270億パラメータのAIが動いた」という話題を、わかりやすく整理しました。動いたのは改造(脱獄)したPS5だけで、ソニーの公式機能ではありません。いま買うPS5ではできないこと、PS5の買い方への影響、各モデルのAmazonのリンクもまとめます。
「PS5でAIが動くらしい」「27B(270億パラメータ)のLLMがPS5で動いた」。2026年10月、こんな話題が海外と国内のニュースサイトで取り上げられました。
結論から言うと、動いたのは改造(脱獄)したPS5だけで、ソニーの公式の機能ではありません。いまお店で買うPS5で、同じことができるわけではありません。どこまで本当なのか、どの段階の話なのかを整理します。
何が起きたのか
- 海外の開発者が「PS5LM」というプロジェクトを、2026年10月にGitHubで公開しました。
- パソコンでAIを動かすときによく使われるソフト(llama.cpp)を、脱獄したPS5の上で動くように移植したものです。
- その後の改良版では、PS5のグラフィック(GPU)を使えるようになりました。報道では、270億パラメータ(27B)のモデルが1秒に約20文字分(トークン)、小さいモデル(3B)なら1秒に約124トークンで動いたとされています。
用語の説明
- ローカルLLM:ChatGPTのような文章を作るAI(LLM)を、ネットのサービスではなく手元の機械で動かすこと。会話の内容が外に出ないのが利点です。
- パラメータ(27B など):AIの大きさの目安。数字が大きいほど賢くなりやすい一方、たくさんのメモリが必要です。
- 脱獄(ジェイルブレイク):メーカーが決めた制限を外して、本来は動かないソフトを動かす改造のことです。
どの程度の段階なのか
| 項目 | いまの状況(2026年10月時点) |
|---|---|
| ソニーの公式機能か | いいえ。個人の開発者による改造の取り組み |
| 動く本体 | 脱獄したPS5だけ。報道では、システムソフトウェアが古いまま(13.60以前など)で更新を止めた本体に限られる |
| 使えるメモリ | 約11GB程度。大きいモデルは、データを強く圧縮(2bit)してやっと入る |
| 答えの質 | 強く圧縮しているぶん、パソコンで動かすより質が落ちると指摘されている |
| 一般の人が使えるか | 使えないと考えたほうがいい。試作・実験の段階 |
つまり、「PS5の中身(AMDのチップと16GBのメモリ)は、AIを動かす力をそれなりに持っている」ことが確かめられた段階です。普通に遊んでいるPS5に、AIの機能が増えたわけではありません。
いま買ったPS5でできる?
できません。理由は3つあります。
- 新しく買うPS5は、システムソフトウェアが新しいため、報道で対象とされている古いバージョンの本体ではありません。
- 脱獄は、ソニーの利用規約に反します。保証が受けられなくなったり、PlayStation Networkが使えなくなったりするおそれがあります。
- 本体が壊れる・データが消えるなどの危険もあります。
このため、お得の森では脱獄のやり方は紹介しません。AIを手元で動かしたいなら、パソコン(グラフィックボード付き)やMacを使うのが現実的です。
なお、ソニーとAMDはPS5 Pro向けに、画質を上げるためのAI技術の開発を進めていると発表しています。こちらはゲームの映像をきれいにする技術で、ChatGPTのようなAIをPS5で使える機能ではありません。
PS5の買い方への影響は?
一部のメディアでは、「改造が広まると、AI目的でPS5を買う人が増え、品薄や値上がりにつながるかもしれない」という見方も出ています(GAZLOG)。
ただ、2026年10月時点では、改造できる本体は古いバージョンのものに限られ、一般の人が気軽に使える段階ではありません。いまのところ、ゲームを遊ぶために買う人への影響は小さいと考えてよいでしょう。
最近は、AI向けの需要でメモリやグラフィックボードが値上がりしています(メモリの値上がりの記事)。PS5の価格の動きも、引き続き見ておくと安心です。
PS5の各モデル(Amazon)
PS5は、2026年4月の値上げで、モデルによって価格差が大きくなりました。違いと選び方はPS5はどれを買う?でまとめています。
| モデル | 希望小売価格(税込) | ASIN |
|---|---|---|
| PS5 デジタル・エディション 日本語専用 | 55,000円 | B0FX2GKFP8 |
| PS5 デジタル・エディション | 89,980円 | B0CKYL9MCP |
| PS5(ディスクドライブ搭載) | 97,980円 | B0CKYM15RJ |
| PS5 Pro | 137,980円 | B0G4RR4DM7 |
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希望小売価格は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの発表(2026年3月27日)によるものです。お店の価格は変わるので、買う前に商品ページで確かめてください。楽天市場やYahoo!ショッピングの価格とも、お得の森サーチでまとめて比べられます。
よくある質問
Q. PS5でChatGPTのようなAIが使えるようになったのですか?
いいえ。動いたのは、改造(脱獄)したPS5で、個人の開発者が試したものです。ソニーの公式の機能ではなく、普通のPS5ではできません。
Q. いま買ったPS5でも、ローカルLLMは動きますか?
動かないと考えてください。報道では、システムソフトウェアが古いまま更新を止めた本体だけが対象とされています。新しく買う本体は対象ではありません。
Q. 脱獄すると、どうなりますか?
ソニーの利用規約に反するため、保証が受けられなくなったり、PlayStation Networkが使えなくなったりするおそれがあります。本体が壊れる危険もあるので、おすすめしません。
Q. 手元でAIを動かしたいなら、何を買えばいいですか?
グラフィックボード付きのパソコンや、メモリの多いMacが一般的です。パソコンの選び方はパソコンの選び方でも紹介しています。
この記事は、2026年10月15日時点の報道をもとにしています。新しい情報が出たら更新します。
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